
お子さんが歯磨きを嫌がってしまい、「毎日泣いて大変」「無理やり磨いてもいいの?」と悩んでいる保護者の方は多いのではないでしょうか。
毎日の歯磨きが親子ともにストレスになってしまうことも少なくありません。
年齢ごとに嫌がる理由は異なり、その理由に合わせて対応を工夫することで、少しずつ歯磨きがスムーズになることもあります。
この記事では、次の内容を歯科医の視点で分かりやすく解説します。
- 年齢別に歯磨きを嫌がる理由
- 家庭でできる対処法
- 泣いてしまうときや無理やり磨く場合の考え方
- 歯科医院へ相談する目安
毎日の歯磨きに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
監修:田口耕平(歯科医師・理事長)

日本大学歯学部卒業後、大学病院や都内の歯科医院で臨床経験を積み、歯学博士を取得。
現在は医療法人の理事長として、北戸田COCO歯科および武蔵浦和COCO歯科の診療体制を統括しています。
補綴歯科専門医・ICOI認定医として、噛み合わせや見た目、長期的な安定性を重視した治療を得意としています。
1:結論|歯磨きを嫌がる子どもは珍しくありません
子どもが歯磨きを嫌がることは、決して珍しいことではありません。
特に1〜5歳頃は、成長や発達の過程で「口の中を触られたくない」「自分でやりたい」「遊びたい」といった気持ちが強くなり、歯磨きを嫌がることがあります。
そのため、歯磨きを嫌がること自体を「自分の育て方が悪いから」と心配する必要はありません。
大切なのは、お子さんの気持ちや年齢に合わせて少しずつ工夫しながら、歯磨きを続ける習慣を身につけることです。
まずは、子どもが歯磨きを嫌がる理由を年齢ごとに見ていきましょう。
2:【年齢別:1~5歳】子どもが歯磨きを嫌がる理由

子どもが歯磨きを嫌がる理由は、年齢によって少しずつ異なります。
- 1歳|口の中を触られるのが苦手
- 2歳|イヤイヤ期による自己主張
- 3歳|遊びたい気持ちが強い
- 4歳|自分でできるという自信がついてくる
- 5歳|自分のやり方でやりたい気持ちが強くなる
「歯磨きが嫌いだから」と決めつけるのではなく、その時期ならではの発達や気持ちを理解することで、お子さんに合った対応を考えやすくなります。
ここでは、1〜5歳頃によく見られる歯磨きを嫌がる理由を年齢別に詳しくご紹介します。
2-1:1歳|口の中を触られるのが苦手
1歳頃は、口の中を触られること自体が苦手なお子さんが多い時期です。
歯が生え始めることで口の中が敏感になっていたり、まだ歯磨きに慣れていなかったりするため、歯ブラシを口に入れようとすると嫌がることがあります。
また、この時期は言葉で気持ちを伝えることが難しいため、泣いたり顔をそむけたりして「嫌だ」という気持ちを表現することも少なくありません。
無理に磨こうとするよりも、まずは歯ブラシに慣れることから始めましょう。
2-2:2歳|イヤイヤ期による自己主張
2歳頃は、イヤイヤ期による自己主張が強くなる時期です。
「自分でやりたい」「今はやりたくない」という気持ちが芽生え、大人に言われたことに対して反発することがあります。
そのため、普段は問題なくできていた歯磨きを急に嫌がるようになることも珍しくありません。
歯磨きが嫌というよりも、「自分で決めたい」という気持ちの表れであることも多いため、成長の一つとして見られる場合もあります。
お子さん自身が選べる場面を作ることがポイントです。
2-3:3歳|遊びたい気持ちが強い
3歳頃になると、遊びたい気持ちが強くなり、歯磨きを後回しにしたがるお子さんが増えてきます。
夢中になって遊んでいる最中に「歯磨きしよう」と声をかけられると、遊びを中断したくない気持ちから嫌がったり、逃げたりすることがあります。
また、自分でできることが増える一方で、まだ気持ちの切り替えは得意ではありません。
そのため、歯磨きそのものが嫌というよりも、「今は遊びたい」という気持ちが優先されていることも少なくありません。
遊びを取り入れることで、歯磨きへの抵抗感が和らぐことがあります。
2-4:4歳|自分でできるという自信がついてくる
4歳頃になると、「自分でできる」という自信がつき始める時期です。
歯磨きも「自分でやる!」という気持ちが強くなり、保護者が仕上げ磨きをしようとすると嫌がることがあります。
一方で、この時期はまだ細かく歯を磨くことが難しく、磨き残しも多くなりがちです。
そのため、お子さんが自分で磨けるようになっても、仕上げ磨きは引き続き大切です。
「自分で磨けた」という達成感を大事にしながら、仕上げ磨きへつなげていきましょう。
2-5:5歳|自分のやり方でやりたい気持ちが強くなる
5歳頃になると、保育園や幼稚園で周りのお友達を意識し始める時期でもあり、自分なりのやり方にこだわるお子さんもいます。
「自分で最後まで磨きたい」「保護者に手伝ってほしくない」など、自分の考えをはっきり伝えられるようになるため、仕上げ磨きを嫌がることがあります。
一方で、この時期もまだ磨き残しが起こりやすいため、仕上げ磨きは引き続き大切です。
気持ちを尊重しながら、仕上げ磨きを続けていきましょう。
お子さんが歯磨きを嫌がる理由が分かったところで、次は家庭でできる対処法をご紹介します。
3:子どもが歯磨きを嫌がるときの5つの対処法

子どもが歯磨きを嫌がるときは、無理やり磨こうとするのではなく、お子さんの気持ちに合わせて工夫することが大切です。
- まずは自分で磨かせてみる
- 歯磨きの歌や絵本を活用する
- 短時間で終わらせる
- 仕上げ磨きしやすい姿勢で行う
- 上手にできたことを褒める
年齢や性格によって合う方法は異なるため、「これならできそう」と思える方法から少しずつ試してみましょう。
ここでは、ご家庭で取り入れやすい歯磨きの工夫を詳しくご紹介します。
3-1:まずは自分で磨かせてみる
お子さんが歯磨きを嫌がるときは、まずは自分で歯ブラシを持たせてみるのも一つの方法です。
「自分でやりたい」という気持ちが満たされることで、歯磨きへの抵抗感が和らぐことがあります。
ただし、歯ブラシを口に入れたまま歩いたり走ったりすると、転倒した際に大きなけがにつながる恐れがあります。
歯磨きをするときは、大人がそばで見守り、安全に使用しましょう。
また、小さなお子さんは歯ブラシを噛んでしまうことも多いため、毛先が広がったら早めに交換することも大切です。
お子さんだけでは歯のすみずみまできれいに磨くことはまだ難しいため、最後は保護者が仕上げ磨きを行うのを忘れないようにしましょう。
「まずは自分で磨く、そのあとに仕上げ磨きをする」という流れを習慣にすると、親子ともに無理なく続けやすくなります。
毎日歯磨きをしていても、磨き残した歯垢(プラーク)が時間の経過とともに歯石になることがあります。
歯石が付く原因や予防方法について詳しく知りたい方は、 「歯石がすぐつくのはなぜ?原因4つ・放置リスク・予防法を歯科医が解説」の記事もぜひご覧ください。
3-2:歯磨きの歌や絵本を活用する
歯磨きが苦手なお子さんには、歯磨きをテーマにした絵本や、お子さんが好きな歌・動画などを取り入れることで 、「歯磨き=楽しい時間」と感じやすくなることがあります。
また、保護者が楽しそうに歌ったり、お子さんと一緒に遊ぶような雰囲気で歯磨きをしたりすると、自然と歯磨きへの抵抗感が和らぐことがあります。
無理に磨こうとするのではなく、お子さんが「やってみたい」と思えるきっかけを作ることも大切です。
お子さんが好きな遊びや興味に合わせて、無理なく取り入れてみましょう。
3-3:短時間で終わらせる
歯磨きが長時間になるほど、お子さんは嫌な記憶として残りやすくなります。
そのため、最初から完璧に磨こうとするのではなく、短時間で終わらせることを意識しましょう。
無理に長く口を開けてもらおうとすると、歯磨きがさらに嫌いになってしまうことがあります。
歯科医院では、お子さんが一度に口を開けていられる時間の目安として、「年齢×10秒」をお伝えすることがあります。
例えば、3歳なら約30秒、5歳なら約50秒が一つの目安です。
もちろん、お子さんによって個人差はありますが、無理に長時間磨こうとするよりも、短時間でも毎日続けることが大切です。
慣れてきたら少しずつ磨く時間を延ばしていくことで、お子さんも歯磨きを受け入れやすくなることがあります。
「年齢×10秒」はあくまで目安です。
お子さんによって個人差があるため、時間にこだわりすぎず、「今日は昨日より少しできた」を積み重ねていきましょう。
3-4:仕上げ磨きしやすい姿勢で行う
仕上げ磨きをするときは、お子さんも保護者も無理のない姿勢で行うことが大切です。
例えば、お子さんを保護者のひざの上に寝かせる「寝かせ磨き」は、お口の中が見やすいだけではなく、急な動きにも対応できる安全な仕上げ磨きの姿勢です。
また、立ったまま無理に磨こうとすると、お子さんが動いて歯ブラシが当たりやすくなるため、思わぬけがにつながる恐れもあります。
お子さんが安心して歯磨きを受けられる姿勢を見つけることで、仕上げ磨きがスムーズになることもあります。
嫌がるときほど、磨く技術より姿勢が大切です。
寝かせ磨きはお口の中が見えやすく、安全に磨きやすい方法です。
3-5:上手にできたことを褒める
歯磨きを習慣にするためには、できなかったことよりも、できたことに目を向けて褒めることが大切です。
例えば、
- 歯ブラシを持てたね
- お口を開けられたね
- 仕上げ磨きが少しできたね
など、小さな成功でも十分です。
毎回完璧に磨けなくても、「歯磨きを頑張れた」という前向きな気持ちを積み重ねることで、自信につながり、少しずつ歯磨きへの抵抗感が減っていくことがあります。
うまくできない日があっても焦らず、お子さんの成長に合わせて少しずつ習慣を身につけていきましょう。
「歯磨き=怒られる時間」ではなく、「頑張ったことを認めてもらえる時間」にしていくことが、習慣づくりにつながります。
ここまで、子どもが歯磨きを嫌がるときに家庭でできる対処法をご紹介しました。
さまざまな工夫をしても、どうしても泣いてしまう日もあるでしょう。
そんなとき、「泣いていても歯磨きは続けた方がいいの?」と悩む保護者の方も少なくありません。
次は、そのような場合の考え方について解説します。
4:子どもが泣いても歯磨きはした方がいい?

さまざまな工夫をしても、お子さんが泣いて歯磨きを嫌がってしまう日もあります。
そんなとき、「泣いているのに歯磨きを続けてもいいの?」「無理に磨くと歯磨きがもっと嫌いになってしまうのでは?」と悩む保護者の方も少なくありません。
泣いてしまっても歯磨きは大切ですが、毎回無理に長時間磨く必要はありません。
重要なのは、虫歯予防とお子さんの気持ちの両方を考えながら、無理のない方法で歯磨きを続けることです。
ここでは、歯磨きを嫌がって泣いてしまうときの考え方について解説します。
4-1:泣いてしまっても歯磨きは続けることが大切
子どもが泣いてしまっても、虫歯予防のために歯磨きを続けることは大切です。
特に寝る前は唾液の分泌が少なくなり、虫歯の原因となる細菌が増えやすい時間帯です。
そのため、歯磨きが難しい日は、後述する虫歯になりやすい奥歯などを優先して磨くだけでも構いません。
ただし、毎回完璧に磨く必要はありません。
「今日は少ししか磨けなかった」と落ち込むのではなく、できる範囲で続けることが虫歯予防につながります。
4-2:無理に長時間磨く必要はない
歯磨きのたびに長時間押さえつけてしまうと、お子さんが「歯磨きは怖いもの」「嫌なもの」と感じ、ますます嫌がるようになることがあります。
どうしても歯磨きが難しい日は、短時間で終わらせたり、後述する虫歯になりやすい場所を優先して磨いたりすることも一つの方法です。
毎日完璧を目指すよりも、続けることを大切にしましょう。
4-3:歯磨きを嫌いにしないために気を付けたいこと
歯磨きを習慣にするためには、「歯磨きは嫌な時間」と感じさせないことも大切です。
歯磨きを嫌がるたびに怒ったり叱ったりすると、お子さんは歯磨きそのものに苦手意識を持ってしまうことがあります。
また、「歯磨きをしないと歯医者さんで痛いことをされるよ」など、歯医者を怖がらせるために使うこともおすすめできません。
歯科医院は、お子さんの歯を守るために通う場所です。
不安や恐怖を与える言葉を繰り返すと、受診そのものを嫌がる原因になることがあります。
うまく磨けない日があっても焦らず、お子さんの頑張りを認めながら、「歯磨きは毎日の生活の一部」という習慣を少しずつ育てていきましょう。
ここまで、歯磨きを嫌がるときの考え方や対応方法についてご紹介しました。
しかし、どれだけ工夫をしても、体調が悪かったり、眠くて機嫌が悪かったりして、どうしても歯磨きができない日もあるでしょう。
そんなとき、「1日歯磨きができなかっただけで虫歯になってしまうのでは?」と不安になる保護者の方も少なくありません。
次は、歯磨きができなかった日の考え方や、その後の対応について解説します。
5:1日歯磨きできなかったら虫歯になる?
体調が悪かった日や、眠ってしまった日など、どうしても歯磨きができないこともあるでしょう。
そんなとき、「1日歯磨きができなかっただけで虫歯になってしまうのでは?」と不安になる保護者の方も少なくありません。
結論からいうと、1日歯磨きができなかっただけで、すぐに虫歯になるわけではありません。
ただし、歯磨きができない日が何日も続いたり、磨き残しが続いたりすると、虫歯のリスクは少しずつ高まります。
大切なのは、「1日できなかった」と必要以上に自分を責めないことです。
ここでは、歯磨きができなかった日の考え方や、その後の対応について解説します。
5-1:優先して磨きたい場所

どうしても十分に歯磨きができない日は、虫歯になりやすい場所を優先して磨くことを意識しましょう。
特に次のような場所は、汚れが残りやすく虫歯のリスクが高くなります。
- 奥歯のかみ合わせ
- 歯と歯の間
- 歯と歯ぐきの境目
すべての歯を完璧に磨こうとするよりも、虫歯になりやすい場所を短時間で丁寧に磨くことが大切です。
また、歯と歯の間は歯ブラシだけでは汚れを落としきれないことがあります。歯並びやお口の状態に応じて、フロスを取り入れるのもおすすめです。
歯磨きが難しい日は、「全部きれいに磨く」ことよりも、虫歯になりやすい場所を優先することを意識しましょう。
子どもが虫歯になりやすい理由や、虫歯を防ぐポイントについては、「子どもが虫歯になりやすいのはなぜ?0〜3歳で知っておきたい5つの予防ポイント」の記事で詳しくご紹介しています。
5-2:歯磨きできなかった翌日はどうすればいい?
1日歯磨きができなかったからといって、翌日に特別なことをする必要はありません。
「昨日磨けなかったから今日はいつもより長く磨こう」と無理をすると、お子さんが歯磨きを嫌がる原因になることもあります。
大切なのは、いつも通りの歯磨きの習慣に戻すことです。
翌日は普段と同じように仕上げ磨きを行い、無理のない範囲で丁寧に磨きましょう。
もし歯磨きができない日が何日も続いたり、仕上げ磨きをほとんどできない状態が続いたりする場合は、虫歯のリスクが高まるため、一度歯科医院へ相談してみましょう。
ここまで、歯磨きを嫌がるときの対処法や、歯磨きができなかった日の考え方についてご紹介しました。
しかし、さまざまな工夫をしても歯磨きを強く嫌がったり、仕上げ磨きがほとんどできなかったりする場合は、家庭だけで解決しようと抱え込む必要はありません。
次は、歯科医院へ相談した方がよいケースについてご紹介します。
6:歯科医院に相談したほうがいい3つのケース
歯磨きを嫌がることは、多くのお子さんに見られるため、それだけですぐに心配する必要はありません。
しかし、保護者だけでは対応が難しかったり、不安が続いたりする場合は、一人で抱え込まずに歯科医院へ相談することも大切です。
ここでは、歯科医院への相談をおすすめしたいケースを3つご紹介します。
6-1:歯磨きがほとんどできない
お子さんが強く歯磨きを嫌がり、仕上げ磨きがほとんどできない状態が続いている場合は、一度歯科医院へ相談してみましょう。
歯科医院では、お子さんのお口の状態を確認するだけでなく、年齢や性格に合わせた歯磨きのコツや、仕上げ磨きの方法についてアドバイスを受けることができます。
「どうしても歯磨きがうまくいかない」「毎日歯磨きの時間がつらい」と感じている場合も、一人で悩まず気軽に相談してみてください。
6-2:虫歯が心配
次のような場合は、一度歯科医院で相談してみましょう。
- 歯磨きを嫌がる日が続いている
- 歯に白い部分や黒い部分がある
- 甘いものをよく食べるので虫歯が心配
虫歯は初期の段階では痛みがないことも多く、保護者の方だけでは気付きにくいことがあります。
歯科医院では、お口の中を確認し、虫歯の有無だけでなく、お子さんの虫歯のリスクに合わせた予防方法についてもアドバイスを受けることができます。
「まだ大丈夫かな」と迷う段階でも、早めに相談することで安心につながります。
6-3:歯磨き以外にも食習慣が気になる
歯磨きを頑張っていても、食習慣によって虫歯のリスクが高くなることがあります。
例えば、おやつやジュースをだらだらと食べたり飲んだりすることが多い場合は、お口の中が虫歯になりやすい状態になってしまうことがあります。
「おやつのあげ方はこれでいいのかな?」「ジュースはどれくらいなら大丈夫?」など、食習慣について気になることがある場合も、歯科医院へ相談してみましょう。
お子さんの年齢や生活スタイルに合わせて、無理なく続けられる虫歯予防の方法についてアドバイスを受けることができます。
ここまで、歯磨きを嫌がるときの対処法や、歯科医院へ相談したほうがよいケースについてご紹介しました。
お子さん一人ひとりで、お口の状態や生活習慣、歯磨きへの反応は異なります。
そのため、虫歯予防もお子さんに合った方法で続けることが重要です。
次は、武蔵浦和COCO歯科が大切にしている小児予防の考え方をご紹介します。
7:武蔵浦和COCO歯科が大切にしている小児予防

子どもの歯磨きは、「嫌がる」「泣いてしまう」など、思うようにいかない日も少なくありません。
武蔵浦和COCO歯科では、そうした毎日の悩みに寄り添いながら、お子さんとご家族が無理なく続けられる予防を大切にしています。
ここでは、当院が特に力を入れている小児予防の考え方をご紹介します。
7-1:完璧な歯磨きより予防の習慣づくりを大切にしています
武蔵浦和COCO歯科では、歯磨きがうまくできたかどうかだけではなく、お子さんが将来にわたって自分の歯を守れるよう、予防の習慣を育てることを大切にしています。
そのため、歯磨きの方法だけでなく、お子さんの成長や生活習慣に合わせて、無理なく続けられる予防方法を一緒に考えていきます。
小さな頃から予防の習慣を身につけることが、将来のお口の健康につながると考えています。
7-2:お子さんごとに合った虫歯予防は異なる
子どものお口の状態や生活習慣、歯並び、性格は一人ひとり異なります。
そのため、効果的な虫歯予防の方法も、お子さんによって変わります。
武蔵浦和COCO歯科では、お口の状態だけでなく、お子さん一人ひとりの虫歯のリスクに合わせた予防を大切にしています。
必要に応じて唾液検査などを行い、虫歯のなりやすさや唾液の働きなど、お口の状態を確認したうえで、それぞれのお子さんに合った予防方法をご提案しています。
「みんな同じ予防」ではなく、その子に合った虫歯予防を続けることが、長く健康なお口を守るために重要だと考えています。
7-3:ご家族と一緒に予防をサポート

お子さんのお口の健康を守るためには、お子さんだけでなく、ご家族も一緒に予防へ取り組むことが大切です。
毎日の仕上げ磨きや食習慣づくりはもちろん、保護者の方がお口の健康に関心を持つことも、お子さんの虫歯予防につながります。
武蔵浦和COCO歯科では、お子さんだけを診るのではなく、ご家族にも次のようなことを分かりやすくお伝えし、一緒に予防へ取り組めるようサポートしています。
- 歯磨きのコツ(歯医者さん体験や歯磨き教室)
- 食習慣(管理栄養士による食事指導、離乳食相談)
- 虫歯予防(唾液検査や高濃度フッ素塗布)
お子さんとご家族が安心して通い続けられる歯科医院を目指し、お口の健康を長く支えていきたいと考えています。
子どもの虫歯予防は、お子さん一人だけで頑張るものではありません。
ご家族みんなで無理なく続けられる予防法を、一緒に考えていきましょう。
詳しくはこちらをご覧ください。→当院の特徴
8:よくある質問
ここまで、子どもが歯磨きを嫌がる理由や対処法、武蔵浦和COCO歯科が大切にしている小児予防についてご紹介しました。
それでも、「仕上げ磨きは何歳まで必要?」「電動歯ブラシは使った方がいい?」「YouTubeを見せながら歯磨きをしても大丈夫?」など、気になることがある方もいるでしょう。
最後に、保護者の方からよくいただく質問にお答えします。
8-1:Q.何歳まで仕上げ磨きが必要ですか?
A.仕上げ磨きは、少なくとも小学校低学年頃までは続けることをおすすめします。
子どもは自分で歯磨きができるようになっても、奥歯や歯と歯の間などは磨き残しが多くなりがちです。
特に、生えたばかりの永久歯は虫歯になりやすいため、保護者による仕上げ磨きが大切です。
年齢だけで判断するのではなく、お子さんがきちんと磨けるようになるまでは、最後に保護者が磨き残しを確認する習慣を続けるとよいでしょう。
仕上げ磨きは、歯をきれいにするだけでなく、お口の中の変化に気付く貴重な時間でもあります。
歯ぐきの腫れや、生え変わりの様子なども確認しながら、お子さんのお口の健康を見守ってあげましょう。
8-2:Q.羽交い締めにして磨いても大丈夫ですか?
A.どうしても歯磨きができない場合は、安全に仕上げ磨きを行うために、お子さんの体を支えることもあります。
ただし、毎回強く押さえつけたり、長時間無理に磨き続けたりすると、「歯磨きは怖いもの」という印象を持ち、さらに歯磨きを嫌がる原因になることがあります。
まずは、お子さんの機嫌がよいタイミングを選んだり、歯磨きの歌や動画を活用したりするなど、無理なく取り組める方法を試してみましょう。
それでも難しい場合は、短時間で虫歯になりやすい場所を優先して磨き、終わった後はしっかり褒めてあげることが重要です。
毎日完璧に磨こうとするよりも、「短時間でも必要なところを磨く」ことを意識すると、保護者の方の負担も軽くなります。
どうしても対応が難しい場合は、一人で悩まず歯科医院へご相談ください。
8-3:Q.電動歯ブラシは使った方がいいですか?
A.電動歯ブラシは、必ず使わなければいけないものではありません。
お子さんが嫌がらずに使えたり、保護者が仕上げ磨きに取り入れやすかったりする場合は、虫歯予防の選択肢の一つになります。
ただし、電動歯ブラシを使っていても、歯ブラシを当てる位置や動かし方が適切でなければ、磨き残しが生じることがあります。
ポイントは、電動歯ブラシか手磨きかではなく、お子さんに合った方法で汚れをしっかり落とすことです。
使い方に不安がある場合は、歯科医院で磨き方のアドバイスを受けるのもおすすめです。
電動歯ブラシを嫌がるお子さんもいれば、振動を楽しんで歯磨きをするお子さんもいます。
無理に電動歯ブラシへ切り替える必要はなく、お子さんが続けやすい方法を選ぶことが大切です。
8-4:Q.フロスは必要ですか?
A.歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れを十分に落とせないことがあります。
そのため、歯と歯の間が狭くなってきたお子さんや、歯科医院で必要と判断された場合は、フロスを取り入れることをおすすめします。
最初から毎日すべての歯に使おうとすると負担になりやすいため、まずは奥歯など虫歯になりやすい部分から始めてもよいでしょう。
フロスの使い方が分からない場合は、歯科医院でお子さんに合った種類や使い方を相談してみてください。
無理に毎日完璧を目指すのではなく、お子さんのお口の状態に合わせて取り入れることが大切です。
8-5:Q.歯磨き粉は何歳から使えますか?
A.フッ素入り歯磨き粉は、歯が生え始めた頃から使用できます。
年齢に合ったフッ素濃度や使用量を守れば、小さなお子さんでも虫歯予防に役立ちます。
ただし、歯磨き粉はたくさん付ければ効果が高まるわけではありません。
お子さんの年齢に合わせた適量を使用し、保護者が仕上げ磨きをしながら見守ることが大切です。
どの歯磨き粉を選べばよいか迷った場合は、歯科医院でお子さんに合ったものを相談してみましょう。
歯磨き粉選びで迷ったら、「何歳から使えるか」だけでなく、フッ素濃度やお子さんが無理なく続けられる味・使い心地も選ぶポイントです。
8-6:Q.歯磨きを嫌がることを歯医者に相談してもいいですか?
A.もちろんです。歯磨きを嫌がることも、歯科医院へ相談していただいて大丈夫です。
子どもが歯磨きを嫌がることは珍しいことではなく、多くの保護者の方が悩んでいます。
そのため、「こんなことで相談していいのかな」と遠慮する必要はありません。
武蔵浦和COCO歯科では、お口の状態を確認するだけでなく、お子さんの年齢や性格、生活習慣に合わせて、仕上げ磨きのコツや虫歯予防についてもアドバイスしています。
歯磨きの悩みを一人で抱え込まず、お子さんに合った方法を一緒に考えていきましょう。
8-7:Q.YouTubeを見せながら歯磨きをしても大丈夫ですか?
A.YouTubeを見せながら歯磨きをしても、必ずしも問題はありません。
歯磨きを嫌がるお子さんの場合は、好きな動画を見ながら歯磨きをすることで、お口を開けやすくなったり、歯磨きへの抵抗感が和らいだりすることがあります。
ただし、動画を見ることだけが目的になってしまうと、歯磨きが終わってもやめられなくなることがあります。
そのため、「歯磨きの時間だけ見る」「1本だけ見る」など、ご家庭でルールを決めて取り入れるとよいでしょう。
ポイントは、お子さんが無理なく歯磨きを続けられる方法を見つけることです。
ご家庭に合った方法を取り入れながら、少しずつ歯磨きの習慣を身につけていきましょう。
9:まとめ
- 子どもが歯磨きを嫌がるのは、成長の過程でよくあること
- 年齢や嫌がる理由に合った対応を心がける
- 毎日完璧を目指さず、歯磨きや予防を続けることが大切
- 困ったときは、一人で悩まず歯科医院へ相談する
子どもの歯磨きは、思うようにいかない日があっても大丈夫です。
毎日完璧を目指すのではなく、お子さんの気持ちに寄り添いながら、少しずつ歯磨きや予防の習慣を続けていきましょう。
武蔵浦和COCO歯科では、お子さん一人ひとりのお口の状態や虫歯のリスクに合わせた予防を大切にしています。
歯磨きの方法や仕上げ磨き、食習慣などで気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
